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おいら最近変だ
ボーッとしながら
楽屋に入る
「っ、宇野さん遅い!遅刻ギリ!」
「ごめん、ごめん」
「んふふ、全然反省してないよこの人ー」
ドキ
なんだ今の
…気のせいか
「反省してますー」
「そうっすかー」
「いえすー」
「んふふ、なんだコレ。…ほら、おいで」
みやがいつものように
二人掛けのソファに
座ってておいらを呼ぶ
あたりまえの光景
ぽすん
「ふっかふかー…っおい!」
「んふふ」
みやが腰に手を回してきた
いきなりとか
びっくりするじゃん
「…変態」
「そんなこというなら…太もも触るぞっ」
「おいやめ、っ、ばかっ!」
みやの手はおいらの
太ももを直撃した
「ほんと、変態っ」
ちょっと拗ねてみたり
「俺は……青にしか変態になんないから」
んふふ、なんて笑った
ドキドキドキ、
心臓うるさい
…これってもしかして
(好きかも、しれない)
(この感情、本当は
とっくに気づいてた)
.
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