161人が本棚に入れています
本棚に追加
宇野さんに
避けられてる気がする
「宇野さん」
「、ごめんトイレいってくる」
ほら、
今みたいに避けられる
10年以上も
仲良くしてんのに
何なんだあの人は
こんな風に
いちいち気になってる
自分が馬鹿だと思う
でも好きなんだから
仕方がないでしょ
「あの、宇野さ「ねぇ、赤くん」
は、今のは
わざとかコノヤロー
「何?…てかミヤ、青くんのこと呼んでたよ?」
「へっ、ほ、本当?」
なんだやっぱ
気づいてなかったんだ
「いいよ、なんでもないから。赤さんと話してなさーい」
最近かまってくんなくて
寂しいなんて
……誰が言うか!
「ミヤー?寂しいね」
「…なっ、寂しくねーよ!てか、風さんが寂しいんでしょ?赤さんにかまってもらえなくて」
バレバレだっつの、と
挑発も交えて
風さんに言ってみた
「…そーだけどさっ」
「んふふっ、素直すぎ」
「素直かあ…。ミヤも素直になんなよ!」
「ふ、…うっぜー」
「うざくなーいっ」
「ねー、何話してんだ?」
ビクッ
横にいたのは
最近俺の隣に来ないあの人
「な、んでもないから」
「ねーっ。……俺赤ちゃんとお喋りしてくる!」
「……………」
「……………」
やばい、なんか気まずい
「…おいらに内緒の話なんてすんなよなっ」
あんたには一生敵わないね
「…ふふ、はいはい」
(平行線をたどる日々)
(またいつも通り
でもやっぱり違和感)
.
最初のコメントを投稿しよう!