絶望

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…僕には絶望しかない。 「奏(かなで)!!早く来なさい!!」 下から僕を呼ぶ声がして、すぐに下へ降りた。 「…何ですか?」 そこには父親がいた。そして、突然頬を殴られた。 「まだ起きてなかったのか?!いつも俺らよりも早く起きろと言ってるだろ?!」 僕はごめんなさいと言った。そのとき、お母さんがリビングに来た。 「私がご飯を作るから、手伝ってくれる?」 僕は頷き、お母さんと一緒にキッチンに入った。キッチンはお母さんの場所だからお父さんは入れない。
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