世界は色で溢れている
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「………歩こう。」 重い足取りでゆっくりとハイイロは歩き始める。 「町を眺めながら歩ける。僕にとってこれほど不思議なことはない…独り言を言おうと、今此処で僕がのたれ死のうということも、まわりの人はわからないんだよな…」
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