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どうしよう、イケメンの不良でもなければ、不幸を嘆く高校生でもない俺が……
落ち着け!
冷静に対処できれば何の問題も無いはず!
そうか、やはり今の時代はバンドか……ギー太という名前の相棒を演奏すれば仲間達とのふわふわタイムを送れたりするんだ!
イヤッッッホォォォォォォイィィィィ!!!リア充サイコォォォォォォ!!!
「リンちゃん、汗がすごいんだけど……」
はっ……?
どうやら少し遠い世界に飛んでいってたらしいな俺は……
ふー、とりあえず深呼吸だ俺、秋寄さんや宮森さんが誰かとグループ作ればとりあえず落ち着くだろう。
変な奴が隣にいると頭がおかしくなるなんて、今後も気をつけないと。
「……みんなゴメンね?」
少しざわついた教室の中で、確かに聞こえた穏やかな声。
――宮森さんが、スッと立ち上がって俺達の方へと歩いてくる。
……えっ、ちょっと待ってよ急な展開さんよ!
こ、これがギャルゲー(やった事ないけど)とかでありがちな伝説の……!?
「私も一緒でもいい?」
フラグゥゥゥゥ!!?
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