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鈴村深弥(すずむらみや)、俺より二歳年上の姉。
弟の俺が言うのも何か変な誤解を生み兼ねないが、一言で言えば美しい人である。
肩まである黒髪に、ぱっちりな瞳、整った睫毛といい神様が与えたものは限りない。
自慢の姉、つまり麗しの姉なのである。
「いや、着替え中だったら姉ちゃんも困るだろうし…」
「まさか、例え善輝が○○(※自主規制)してても気にしないぞ?」
この人は朝から笑顔で何を言ってるんだ?
そんな言葉が飛び出たら、本来お母さんに初めて買ったエロ本の存在がばれたくらいの複雑さはあるというのに……
てかそこは気にしなきゃいけないところですよ?
天然というかぶっ飛んだ姉を持つと弟は大変なのです。
「あのさ、姉ちゃんだって俺に着替えとか見られたりしたら嫌でしょ?」
できるだけ刺のない言葉を用いて、終止笑顔の姉に尋ねた。
はあ、こんなフラグの立ちそうな質問をなんで姉ちゃんにしなきゃならないんだか……
「ん?脱げばいいのか?」
話 を 聞 け!!
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