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声が出なかった。
いや……正確には、今までに見た事が無い程の美人だったから見とれていたのだ。
金色のショートをして白銀と漆黒のオッドアイ。
さらに体も出るとこ、出ないとこがハッキリしている。
そして右手に見慣れたゲーム機。左手にチューハイを持ち――ブラジャーとパンツ一枚の格好という何とも男らしい格好をしていた。
「早く必殺技を見せて下さい――あっ!出てきたから必殺技、見れないのですね。残念です」
美人さんは、俺の360必殺技(嘘)が見れないと思ったのかシュンとした顔になった。
可愛いなぁ……すごく抱き締めてぇ~
「あ、あの~」
とりあえず声をかけてみた。
「なんですか?」
「とりあえず自己紹介をしませんか?」
まずは、冷静にスキンシップを試みる。
決して美人さんと仲良くなって抱き締めたいとかハミハミしたいとか思って無いからね!!
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