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「あぁ~眠い」
というよくありがちな言葉を発しながら俺は起きた
時刻は6時半
両親とは離れて1人暮らしの俺だがまだ15歳、中学3年生である
住んでいるのは京都市内にある、マンションの4階の一番奥から3番目
マンションから学校までは片道30分と少しかかるが、そこそこ有名な私立の進学校なため、県外から来ている生徒も少なくはない
ちなみに俺は奈良に実家があるが、通うのに面倒なため1人暮らししている
家事は全て俺が自分でやっている
お金は仕送りで週1万円
学生1人が週に1万もあれば十分足りる
支度を整え食事を済まし皿を片付けて、家を出るまで30分もかからず終わった
ちなみにもう一度言うが学校までは片道30分
今、家を出たのが7時前だから学校着くのは7時半になる
無論、そんな早く着いても意味はない
コンビニによるためか?
いや違う
俺は階段を駆け降り道に出る
市内だけあって道のほとんどは、自動歩道となって歩かずとも前に進む
親父が子供の頃は車がよく走っていたらしい
今の世の中、車が走っているのは田舎か細い道か、たいていの国道は自動だ
俺は自動歩道を早歩きで進む
早く進まなくてはならなかった
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