第一章 破壊された平和

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拓斗「ん……」 ほたる「あのね、たっくん……」 この長髪と吊り目が特徴的な女の子には見覚えがある。 そう、小学校からずっと一緒だったほたるだ。 ほたる「あのね、私、たっくんのこと……」 ……夢だ。 いきなり夢落ちっていうのもどうかと思う。 まあほたると俺がどうこうなるってのもまず有り得ないだろうけど。 あまりに長い事一緒に居すぎたから女友達というより姉とか妹とかの類としか思えない。 家族に対して欲情するなんて余程のことでも無い限り有り得ない。 だから俺とほたるがそうなることもまず有り得ないのだ。 それはともかく、そこら辺に転がってる制服を手に着替え始める。 洗濯?何の事やら。 両親は結婚二十周年とか言って海外旅行してるから居ないし。 となればここは俺の天下!いやっふう! そういう訳だからどんなに自堕落な生活をしたって誰が怒る訳でもないし誰が止める訳でもない。
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