冬の始まり

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寒い夜だった 足先から凍るような寒さが 染み渡ってくる 雪は風に飛ばされ 天から地から吹き荒れる 吹雪だった こんな日は外に出ずに 暖炉の前に集まって みんなで暖かいコーヒー でも飲んでいるほうが 幸せな気分になれる この町は 人はそんなに多くはないがみんな仲が良かった 人々は お互いに 家に泊まりあったり 夜に集まって 食事会を開くようなことも よくあった そんなこの町の 東側の 小さな家に 一人の少年とその家族が暮らしていた。 少年の名は 『イティ』 『勇ましい』 という意味だ 今日はイティの家で 数人が集まって 食事をしていた しかし 吹雪いてきたので 帰れなくなってしまった。 どうやら こんばんは イティの家に泊まるようだ。
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