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夜も更ける頃
暖炉に集まった四五人の子供たち。その中にはイティもいた。
すると
この町の長老が
やってきて、
語り掛けてきた。
『今夜は寒いのう。良く眠れるように、昔話をしてやろう。』
『聞きたい聞きたい!』
『今日はどんなお話?』
『そうじゃな。それでは今日は町のむかーしの話をしようかのう。』
『むかーしの話?』
『そうじゃ。この町ができるずっと前の話じゃ。まだその頃小さな集落だったこの町に、不思議な事が起こったのじゃ。』
『不思議な事って?』
『それはちょうど今日のような、吹雪の日じゃった。』
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