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「言うてほしいんか?」
この手の話題はあんまり得意やないから、目は合わさずゲームに向けたまま、右隣に藤原を感じながら会話を続ける。
「言うてほしいいうか、言わんよなー思って。」
「そうやな、言わんな。」
興味の無さそうな返事しかしない俺に溜め息を吐き出すと喋るのを諦めてか背凭れにと凭れ掛かる。
「…ほんで?」
たまには話も聞いたろ思てゲームを閉じると“珍しい”といった感じで再び向き合う。
「言われたいわけやない。でも言われたら嬉しいやろなーて。」
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