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昼休み、再び屋上へ上がり弁当を開けた。
卵焼きやウィンナーなど定番のおかずが詰められている。
食べ慣れたそれらを口に運び、オレは早々に弁当を食べ終えた。
「相変わらず、早いな。」
「まぁな。」
隣で焼きそばパンを食べながら晃司が言う。
オレはその場に寝転がり、空を見た。
今朝と変わりのない雲一つない真っ青な空が広がっていた。
「修二、昼休み終わるぞ。」
「ん・・・サボる。」
どうやら眠っていたらしく、オレは晃司に起こされた。
まだ寝足りないオレはそう言い、晃司に背を向け、ひらひらと手を振った。
晃司は呆れたように息を吐き、後でな、と屋上を出て行く。
パタン、とドアが閉まる音がした。
それを聞き届け、オレは再び眠りについた。
「あ、あの・・・倉本くん?」
「・・・誰?」
優しい柔らかな声に呼ばれ、意識が浮上する。
目を開けて目の前にいたのは中藤だった。
「中藤?」
「か、風邪引くよ?」
オレはそこではっとして腕時計を見た。
時刻は16時、授業はとっくに終わってる時間だ。
残っているのは部活の奴らか教師ぐらいで一般の生徒はあまり残っていないだろう。
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