プロローグ

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誰が僕のことなんか覚えているだろうか。 誰が僕ことなんか知っているのだろうか。 今すれ違った人は……知らないだろうな。 じゃああの親子連れは……知らないだろうな。 どこまで歩けば、僕のことを知っている人が現れるのだろうか。 それとも、この退廃し、砂山のように脆いこの世界では、それは不可能なのだろうか。
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