知らない男...

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部屋に入り 鏡の前で足を止めた。 首筋に マークを付けられていた… 「気持ち悪い…」 私は 首筋に爪を立て 引っ掻いた。 「足りない…」 そう呟き 机の上のカッターを取り 自分の腕を深く深く切った。 流れる血を見て 私の心は落ち着いた… 多分私はおかしい。 自分でもわかっている… けど そんな自分を コントロール出来なかった。 腕には既に 数本の傷がある。 心が乱れた時 私は腕を切って 気持ちを落ち着かせていた。 世間では おかしいと思われるだろう。 だが 自分の中では それが普通になっていた。
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