ひとめぼれと言う地獄

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鹿島賢治(かしまけんじ)は27才 地元ではそれなりの中堅会社に努めている しかしこの不景気でボーナスも出なかったし、給料も下げられた やってらんねー 何度も吐かれる同僚の言葉にはうんざりだ しかしこの言葉には少し意味があった おそらく鹿島賢治も同僚も来月にはこの会社には在籍していない 鹿島賢治はポケットから煙草を一本取り出し火をつける なぁどうする? 同僚も同じく煙草に火をつける 鹿島賢治は同僚の質問に答えられずただ煙草をふかす事しか出来なかった
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