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体操服に急いで着替えて
咲希を追った。
そして集合場所である
グラウンドに向かった。
――――――
グラウンドには
まだ私たち以外には
誰もいなかった。
それにしても
なんでグラウンドの
真ん中に仕切りの
ネットがはって
あるのだろう?
「ねぇ、咲希。グラウンドの真ん中にあんなネットあったら邪魔じゃない?」
「うん…。そーだよね。なんでとらないんだろう。しかも、私たちがいる方側の方が狭くない!?」
と、咲希と文句を
言っていたら、
テニスラケットを
もった集団がこちらへ
ずんずん向かって来た。
っえ?ここは
ソフト部のグラウンド
じゃないの?
それとも場所を
間違えたのだろうか。
テニスラケットを
もった集団は
せっせとテニスネットを
広いグラウンドの方に
はりはじめている。
「ここ、場所違うんじゃない?」
咲希に問うてみたが、
「グラウンドはここにしかないよ…。 ま、まさか、こんな狭いグラウンドでソフトやるわけないよね。」
「でも、ここしかないならあり得るかも…。本当にソフト部あるのかな…。」
そういえば
体験入部者が
私たち以外まだ
誰も来ない。
ソフト部の人たちも
顧問の先生も来ない。
ほ、本当にソフト部は
あるの!!!!!?
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