2.体験入部

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私と咲希は 不安をかかえつつも 先輩たちが来るのを待った。 そして 数分後… 真っ赤なジャージを 着た集団がずんずん こちらへ向かって来た。 もしや… ソフト部の人たち!? それにしても ダサいおそろいジャージ。 昔の体操服か! と思わず突っ込みそうな 真っ赤なジャージだった。 「うわー!!いいなー!!おそろいのジャージ着て部活やるとか超憧れ!!」 咲希が私の考えて いたことと真逆の事を いったので驚いた。 「っあ。まゆ、ダサいから着たくないとか思ってるっしょ!」 痛いとこをつつかれた… 「んまー…。だって赤のジャージって、昔の体操服みたいでダサいし…。」 「…確かにダサいね。でもさ、なんか団結力感じない!?しかも赤とか燃えてる感じするじゃん!」 「そーだね…。だけど、私はパスって感じ…」 「もしかして、まゆ、ソフト部入らないとか言わないよね!?」 ―――っえ? 「ジャージだけで、ソフトを判断しないでよ!マジ、ソフトって泥だらけになるし、筋肉もムキムキになって女の子のスポーツじゃないと思われてるけど、そんなんじゃないから!!騙されたと思ってやってみてよ!絶対!!」 言ってることが メチャクチャで あんまりよく わからなかったけど 咲希が真剣に言っている ことは目で伝わってきた。 でも… ソフトボールが いいスポーツだと わかったけど、 私にできるのかなー…。
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