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そして
私たちは
バスケ部体験入部のため
体育館へとやってきた。
すると
とても短髪な
明るそうな先輩が
走ってやってきた。
ソフト部の先輩と違って
肌がとっても白かった。
「ようこそ、バスケ部へ!えっと、体験入部者は基本的にあんまり練習に参加できません。最初の20分間だけトレーニングを一緒にやる程度です。そうしたら適当に帰ってもらっても構いませんし、見学してもいいです。では、よろしくお願いします!」
「「よろしくお願いします!」」
っえ…
って………
えぇぇぇぇぇぇぇー!
全然
体験入部じゃないじゃん!?
なにこのバスケ部!?
来るんじゃなかった…
咲希もとても
嫌そうな顔をしていた…
「っあ!井上真由じゃねーか!とあと………ソフト部ヤローじゃねーか!」
「そ、ソフト部ヤロー!?失礼な!!うちにも、上野咲希ってゆーちゃんとした名前がありますから!」
すかさず
咲希が言い返す。
声をかけてきたのは
あの福島先生だった…
それにしても
名前覚えられたし…
嫌だな~
もう目つけられてるみたいで…
「いやー!来てくれて嬉しいなー!おまえら、ソフトボール部入るって行ってたから、来ねーかと思ったよ!よかったよかった。」
「あ、あのー。誰もバスケ部に入部するなんて一言も言ってないんですけども…。」
一応口答えしてみた。
しかし、
「体験入部に来るっつー事は、バスケに興味持ったっつーことだろ!んま遠慮せず入りたまえ!」
効果は無いようだ………
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