32人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ
――――…ドサッ
「わっ!ちょ……るい!やめろって!はーなーせ!」
「嫌だ」
「嫌じゃねぇだろ!何してんだよ、急に!」
「はぁ?あんた今のこの状況わかんないの?ベッドに押し倒され……」
「……だぁぁぁあああ!なんで俺がこんな目にあってるかを聞いてんだよ!」
「せっかく人が説明しようとしてるのに、浮気しようとするから……」
「はぁ!?浮気ってなんだよ!ただ庭にいた猫を抱き上げてただけだろ!だいたい、俺とおまえは――…」
「あんたとあたしは何?」
「……そんなに笑顔で聞かれるとまじで怖いんですが…んで?説明ってなんだよ」
「落ち着きなさいよ。てゆーか……どこの誰の雌猫を抱いたのか白状するまで離さないわよ」
「誤解するような言い方すんな!」
「………小説にされるんだってさ~」
「は?」
「この会話、小説化するらしいよ。まぁこれからも番外編を書けたらの話だけど」
「……あぁ、なんだ。それならならねぇから大丈……っ!な、なにして……」
「あんまりマイナスなこというとこのままボタン全部外すけどどうする?」
「……ばっ…!ぜってぇだめ!って言ってるそばから外すな!」
「……さーて、このあとはどうするかな」
「は!?な、馬鹿!はーなーせ!なにするつもりだよ……!」
最初のコメントを投稿しよう!