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オレの頭は熱暴走した。
何を言われたのか全く理解できなかった。
クレイは頭を掻きながら続ける。
「けど、聖石の叶える願いは一つだけだっただろ。だから、お前は『世界最強』を、俺は『彼女』を願ったって訳さ」
「待て待て待て待て! 何故そこでオレを美少女にするって発想になるんだよ」
「そりゃあ…………面白いからに決まってるだろ」
オレは脱力した。心の底から立ち直れないぐらい脱力した。
「な、そういう訳だ。俺と付き合うか?」
「……死んでも拒否する!!」
しばらくコイツとは絶対に口をきかないって心に決めた。
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