新しい自分を見つけませんか?

20/22
前へ
/600ページ
次へ
考えてみれば、奴はオレの理想とする『男惚れする男』(違う意味では断じて無い!)に年齢が足りないだけで、限りなく近かった。 傭兵稼業をしていても、クレイが専属私兵や正規兵に誘われることは一度や二度ではなかった。 その度に、「俺は今のままの方がいい」とばかりに断って……全くどうかしている。 やっぱり、クレイと一緒に仕事を続けているのは、奴が男として尊敬できるからなんだと思う。 オレが女だったら、彼氏にするならクレイぐらいか……なんて冗談で言ってたけど……今の状況じゃ、洒落にならん。 い、いかん。変なこと考えたら、顔が赤くなってきた。
/600ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16561人が本棚に入れています
本棚に追加