プロボクサーへの夢

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恋は神と別れ 家への帰り道を歩んでいた 河原の空は暗く月が半分だけ顔を出し 星が散らばっている 恋は空を見上げて 「綺麗だなぁ…俺が…ボクシングか…信じられないや」 恋は前を向いてファイティングポーズをとり 今日、ジムで皆を驚かしたストレートをはなつ 「明日から…頑張らなきゃ」 恋は家へと向かって走り出す そして翌日 今日は祝日で学校は休みである 恋は朝御飯を食べ ペットの餌を運び 靴を履いて外へ出る 「言ってきます母さん」 「ちょっと!何処にいくの?!」 「ボクシングジム~~~」 愛はよく聞こえなかったらしく 首を傾げていた 恋は走った 楽しみでしょうがないらしい そしてボクシングジムにつき 恋は看板を見て驚く 看板には【神楽坂ボクシングジム】と書いてあったからだ 恋は挨拶をするのを忘れ サンドバックを叩いている神のもとへ駆け寄る 「どうした?…恋」 「かかぐかかか神楽坂ボクシングジムって…」 神はなんとか理解できたらしく 「恋…落ち着け…ここのボクシングジムは俺の親父のジムで俺のではない」 恋は胸に手をあて息を整えて やっと落ち着いた 「お父さんのでしたか…」 「そうだ…因みにお前のボクシングトレーナーだ」 恋は"あ、そうなんですか"と頷くが、しばらく時間をおいて 「えぇぇ!!!」 「反応遅いな…」 こんな会話を繰り広げているとジムの奥の扉が開き 一人の男性が現れた 「君か…ハードパンチャーの男の子とは」
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