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「何色がいいかなぁ~??」
色とりどりのカーテンの間を進んでいくと、周りの人は誰もいなくて、世界からシャットアウトされた二人だけのための世界みたいだ。
「ジュンス。」
「んぅ?なぁ~に?」
くりくりした目を忙しなく動かしながら、それぞれのカーテンを見比べていたところを呼び掛けると、俺の方に目を向けてちょっと首を傾げる。
そんな小さな仕草だけで抱き締めたい衝動に駆られ、そのまま腕の中におさめると、苦しそうにもがく。
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