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瓦礫の山に二匹のモンスターがいた。一匹はベリアルのポテM、もう一匹はまおうのつかいの不安定だった。
「魔王様の作戦は上手くいったみたいですね…ククク。」
「そうみたいっちゃなー」
「その口調どうにかなりませんか?ミスター不安定?」
「こまけぇこたぁいいんじゃんだばさー。」
「…ほんとあなたと話しているとイライラしてきます。」
ポテMはブツブツと呪文を唱えはじめた。
「ままままってくれ~よ~!!怒っちゃやー怒っちゃやー怒っちゃやー怒っちゃやーよん☆」
「殺しますよ?」
「タンマタンマタンマタンマ!!!」
不安定は必死の形相で四本ある手をばたつかせた。
「それより今は次の段階に取り掛かるんやなかったんやんかいないはぁん?ささっとやっちゃいんぽーん!」
「あなたが仕切らないで下さい!!…魔王様必ず成功させてみせます…ククク。」
二匹は瓦礫の山から一瞬で消え去っていた。
再び辺りを沈黙が支配し始めていた。
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