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「スズ」 「んっ」 平和は唇を重ねると空いた隙間から舌をねじ込んだ。控えめな水音が死骸だらけの部屋に響く。 しばらく舌を絡めてから唇が離れた。頬に手を添える平和にスズは首を横に振る。 「……今したい」 「ここじゃ嫌です。帰ってからにしましょう?」 「……ん……」 肩に顔を埋め、平和は動かない。スズは軽くため息をつくと「ほら、帰りましょう」と背中を叩いた。
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