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----------  冬も訪れ雪におおわれる町の中、噴水の縁に一人の青年が腰かけていた。ぼんやりと灰色の空を見上げている。 「ホロウさん」  声をかけられて青年、ホロウは意識を地上に戻し、パッと笑顔になった。 「ティア」  立ち上がり、ピンク髪の彼女に駆け寄ると嬉しそうに指を絡めた。ティアは少し眉をひそめるも振り払ったりはしない。
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