プロローグ

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空を駆ける金属の塊。そして、それを操作している私は酷く焦っていた。 「早く誰かに伝えなきゃ……」 幸い、まだ追っ手は現れてないようだ。 このまま何とか見つかる事なく逃げ切れば……。 ビーーーーーーーーーーーー! その時、レーダーに二つの反応が現れた。反応はいずれも前方から。 「しまった……!」 完全に不意を突かれた。 私は慌ててハンドルを握り直す。 方向転換! ……ダメ、間に合わない! そう確信すると同時に、船に大きな衝撃が走った。
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