プロローグ

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とても大きな衝撃。そして、船内が大きく揺れる。 「あっ……!」 船から黒い煙が上がる。撃たれたのだ。 船内が180度回転する。 身体の自由が利かない。何かにしがみつくのがやっとで、操縦も儘ならなかった。 「私……、死ぬのかな……?」 目から、一滴の涙が頬を伝って零れ落ちる。 次第に遠退く意識……。私は眠るように目を閉じた。 でも…………後悔はしてないよ……。 そのまま私は船と共に、暗い闇の底へと堕ちていった。
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