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「絵美里、目ぇ覚めた?」
「…けんにぃ」
気づくともう夜だった。
あたしは、
けんにぃにおぶられて帰路の途中のようだった。
「…けんにぃ」
「ん?なに、絵美里」
「れいは?」
「ああ、怜ならもう帰ったよ。絵美里が寝ちゃうからバイバイ言えなかったな」
「……そう…なんだ」
あたしは、
あからさまにガッカリした。
「そんなにガッカリするな。怜とはいつでも会えるだろ?」
「…うん」
そして
けんにぃはあたしを家まで送ってくれた。
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