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「はっきり言え」
乱暴に言葉を吐いた先輩をキッと睨んではっきり言った。
「言い方が荒いんだよッ!怯えてるでしょ?」
フンッと鼻を鳴らしてはっきり伝えると何かに気が付いたのか笑顔を作った。
「……あ、えっと依頼は何かな?」
「え…あの…」
依頼者を庇ったつもりだったのに今度はあたしを怯えた目で見る。裏目に出ちゃったみたい。
「大丈夫だよ、ちゃんと話してくれ」
ゴクンと喉を鳴らすとゆっくり話し始めた。
「僕は一年の代田と言います…助けて欲しいのは幼馴染みなんです…」
彼の話は、こうだった。
ある日…―
隣に住む幼馴染みが遊びに来た時いつものように内容のない他愛ない話で盛り上がっていた。小学生の時の話になりすれ違う記憶から卒業アルバムを開いた。
ふと、ある異変に気づく。
本当に些細で小さな異変。
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