PROLOGUE.

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今日も平凡な1日だった。 魔法が栄えた、この世界。 自宅に帰る途中の少年クロは、この魔法世界で最強クラスの魔力を誇る天才魔法使いである。 「────疲れた。」 そんな魔法少年は、ぐたりと肩を落としながら自宅の扉を開けた。 クロの部屋には、魔法書や秘薬専用のフラスコが棚や机のあちらこちらに置かれて……ない。 「ん………………?」 彼の思考回路は、一瞬にしてフリーズした。 束の間の沈黙。 そして──── 「な、なんじゃ……こりゃ────!?」 見知らぬ部屋に、クロの絶叫が響いた。
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