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「オイそこの小僧、一体どうなってやがる。説明してもらおうか」
蛇が喋ってる。
ヒトの言葉で。
俺があっけに取られていると
「う・・・ん」
キマイラの女の子がゴシゴシと目をこすりながらゆっくりと起き上がりこちらを見て
蛇に視線を移して
「おはよう。ヘビ蔵」
「お前あんな状況で良く寝てられたな・・・」
呆れたように蛇が言う。
俺はスルーですか。
てゆうかヘビ蔵って名前か?
だとしたらヒドイ名前だ・・・
「あれからどうなっちゃったの?」
「それを今 そこの小僧に聞いているんだ。」
蛇がおれをギラリと睨む。
「小僧って・・・俺はお前らをあの屋敷から助け出してやったんだよ。最も、俺は蛇まで助けた覚えはないがな!
ついでに言うと俺は小僧じゃない!この変態爬虫類がっ!」
「誰ぁーれが変態爬虫類だってぇ?!」
「女の子のお尻から顔出しておいてよく言うな!しかもそんな小さい子の!このロリ蛇がっ!!」
「ロリ・・・この糞餓鬼めが・・・この俺様に向かって・・・後悔しやがれ!」
そう言うと大きく開いた蛇の口から炎の塊が吐き出される。
「ちょっ!落ち着けロリ蛇!」
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