~ママの幼少期~

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自殺未遂の後も、父は何も変わる事なく日々は過ぎていった。 私は幼稚園が嫌いだった。 だって、私が幼稚園に行っている間に母に置いて行かれるかもしれないから。 幼稚園に行くのが嫌で幼いながらも思い付く限りの嘘をついていた。 お腹が痛い。頭が痛い。気持ち悪い…。 そんな私を母は心配してくれる。 母がそばにいてくれる事が嬉しくてひたすら嘘をついていた。 病院に連れて行かれると母とのお出かけ気分だった。 病院の帰りにはすっかり元気なのに、翌朝にはまたグッタリするの繰り返し。 あまりに仮病を使うので父に怒られて足の小指にお灸をされた。 (今なら虐待なのか?) 幼稚園に行かない日は怒鳴られて、その後はお灸だった。 唯一の母を独占する時間すら父に奪われてしまい、ますます父が嫌いになった。
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