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「こんなとこで何やってるんですか? ってかさっきの光はなんなんですかって…」
話の途中なのに逃げて行ってしまった。
(危険なやつだなきっと。うかつに話しかけてしまったが大丈夫だったのかな?)
あの焦りようはすごかった。親に秘密のエロ本でも見つかったみたいな反応だった。
当一はその場で落ち着いて考えてみた。あんな格好どこかで見た気がする。
「……たしか……魔法少女?」
そう今日たまたま見たアニメの主人公の女の子みたいな格好だった。
「ハハ…もしかしてコスプレってやつか」
コスプレは初めて見た。暗くてよく見えなかったがあれはコスプレで間違いないだろう。デカイ斧も魔法の杖みたいな感じだろうか。
「はぁ…帰ろ」
状況を整理できた当一は一気に緊張が抜けた。
コスプレするなら家でやってもらいたいものだが、その人にも事情というものがあるのだろうと思いながら逃げていった近道を上っていくことにした。
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