プロローグ

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「次は~秋葉原~秋葉原~」 ドラマみたいな車掌のアナウンスが車内に流れる 「ついに…来てしまった…」 そう、俺はオタクの聖地【秋葉原】に人生初やってきた 電車のドアが開き、ホームに足を踏み出す、すると目につくアニメ関係の看板広告 「駅もすっ…スゴい」 地元の駅とはジャンルが違う広告にいきなり驚く俺 「えっと…電気街へは~」 慣れない土地、慣れない駅で若干不安な俺だが、何とか目的地の電気街南側にたどり着く 「みんなは…」 携帯片手に足を止めて辺りを見回すが人、人、人…ワクワクする気持ちを抑え、東京の街の偉大さを思い知る 「ん…メールだ」 『みんな集まってますよ~今五人で集まってます』 メールの差出人はSNSで知り合った【ミカミ】さんだった 「今南口側にいるんですけど、人が多くて皆さんがわからないです」 っと返信すると、すぐにミカミから返事が届く 『メイド服の女の人いるのわかるかな?チラシ配ってる』 俺はチラシ配りのメイドさんを探してみる いた!多分あれだ。本当にいるんだ…メイド 「いましたよ!」 『その隣に家電屋さんあるよね?その前に五人で集まってる集団ないかな?一人風船持ってるからわかるはず』 家電屋の右側に赤い風船を持った女性がいた、もう一人女性、三人は男性 あれだな… 俺は携帯をしまい歩き出す 楽しみに満ちた心を揺らしながら。
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