第4話 金髪の少年

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狼「キミキミ、ここで何してるの?」 とりあえず、疑問をそのまま出してみる。 ???「…………」 無視かーい…😢 狼「聞いてるかい?無視されたらお兄さん悲しいぞ?」 いや、本気で悲しいよ?俺は… ???「………〝お姉ちゃん〟じゃないの?」 ホワット? 狼「何だって?え?何?お姉ちゃん??」 聞き間違いであってくれ……… ???「………だから〝お姉ちゃん〟じゃないの?」 狼「…………」 勘弁してくれよ……… 狼「俺はちゃんとした男だが?」 まぁ小学生が相手だから本気で怒るわけないがな……… ???「嘘ぉ!?女だと思ってた………」 狼「まあ、いいや………俺は小波狼って言うこの空き地の持ち主だ。君の名前は?」 なんか長引いた… 友沢「……亮………友沢亮………」 狼「友沢亮君ね………ここで何してたの?野球の練習かな?」 まあ、グローブはめてボール持って、大きな壁があるなら壁当てでもしてたんだろうけど……… 友沢「………試合で負けて……グス………僕が打たれ……ヒック…たから………ヒック……練習して…た」 あらら………泣いてる。そんなに悔しかったのかな? 狼「あ~よしよし、泣かなくていいからね~。悔しかったんだね~」 とりあえずなだめるしかない俺。 狼「ところで亮君、お父さんかお母さんはどうしたの?一緒じゃないの?」 友沢「………お母さんは体弱いから………お父さんには………練習してから帰るって言ってから別れた。」 お父さん、子供を一人にするのは危ないのでは?
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