第1話 出会いと再会

3/3
前へ
/22ページ
次へ
ドドドドドドドドドドッ がらがらっ! ???「ハァハァハァ、ギリギリ、セーフでやんす!」 やんす? 遅刻ギリギリ(ってか遅刻)でやんす口調の少年が突っ込んできた。まぁ、先生に見つかってないからいいのかな? ???「いきなりでやんすけど、おいら、矢部明雄でやんす!おいらに惚れたら、火傷するでやんすよ!」 うーん、結構うざいナ☆ あおい「ボク、あーいうタイプ苦手だなー。消してやろうかしら?」 ウン、まぁ、すきにどうぞ! 先生が入ってきて、みんな自己紹介を済ませた。 先生「席は皆自由に座るがいい。私はそんな些細な事などきにはせん」 そっか。じゃぁ俺は矢部と… 矢部「あおいちゃーん、一緒にすわろうで――」 あおい「ボクは狼君と座るんだー!あっちいけー!!!」 その瞬間、あおいの右フックが矢部の顔面に炸裂した。そして、矢部は窓から吹っ飛んでいった… ドサッ  あおい「狼君、一緒に座ろ♪」 狼「お、おう(いくらきもいからって、やりすぎだろーよ、あおい!)」 あおい「そう?あれくらい、大丈夫でしょ?」 狼「おいおい、ここ三階だぞ…って、読心術!?」 結局、矢部は最後の列で1人で座る事になり、狼はあおいと座ることになった。あおいが彼のよろしくスマイル(彼の技、本人自覚無し)をみたとき、頬が少しあかくなったことには、狼は気付かなかった。←と言うか狼は、恋愛に鈍感? こうして俺達の高校生活が始まる。
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加