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そう言うと舞ちゃんは
ハァーっと、深く溜め息をついてから
マシンガンの如く一気に喋り始めた。
「…箆花?アンタは自分の可愛さを分かってない。長い睫毛にぱっちり二重。
それでいてスタイルもよくて、なによりそのちょっと天然で守りたくなる様な性格。
どんだけそろってんのって感じなのよ、こっちからすれば!」
そしてフンっと鼻で言ってから腕を組み、呆れたような顔をした。
「も~、舞ちゃん大袈裟だよ。きっと幻術にかかってるからそう見えるだけだよ。」
だって、そうじゃなきゃ私が可愛いなんてありえない…
チビだし。
臆病だし。
おまけにノロいし…
むしろ私みたいなのが舞ちゃんみたいな美人さんと歩いてていいのかな…?
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