暑い夏の夜

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電気が消され…何時間がたったのだろう… あの『クス』は聞こえなくなった…と剛がおもった時だった … 『クス』『クスクス』『アハハハ』『ケタケタケタ』『ギャハハ』変な声が耳に一気に響いてきた… 剛、雅美『なんだ‼』と二人は飛び起きた その瞬間だった 部屋全体から色んな笑い声が聞こえてきたのだ… 『ケタケタケタ』『アハハハ』『ギャハハ』『クス』『クスクス』 二人は耳を塞いだがまだ響く。どれくらい続いたのだろうか… いつのまにか…声は聞こえない。 剛、雅美『終わった…?』そしてよく朝、隣の部屋の人にもそれとなくきいてみたが…笑い声なんか聞こえないと言われ… あの笑い声はなんだったのだろうと考えたがそれ以来聞こえなくなり…その声の事は忘れていたが引っ越しをする時に昔、このマンションが建つ前は結構大きな演芸場だったという話を聞いた。もしかしてそこで昔受けた笑い声が言霊として部屋の中で反響したのかもしれないと感じられた… 皆様の部屋は平気ですか…
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