プロローグ

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高級紳士服を扱うショップで働いている。 接客は好きだけどバーゲンは嫌い。 それが理由。 さらさらロングの髪をなびかせて、大通りをいつものショップまで駅から歩く。 綺麗な顔立ちに似合わずメイクは薄め。 紳士服を扱っているが男性に媚びる気は全くなくて、ここのスーツを着た背中が好きなだけ。 通り過ぎる男性が振り返っても自惚れる事はない。 元から自意識過剰なほうではない。 実はかなり謙虚? いや臆病な性格だ。 振り返られると、スカートのファスナーや化粧崩れ等が気になるほど……。 .
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