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「そういう愛こそ、サボり?」
「うん。
今日はポカポカしてて、気持ちいいから中庭でお昼寝してたの。
そしたら先生に、授業始まるから早く教室行きなさいって怒られちゃった。」
そうして照れたように笑う愛は、かなりの天然でもある。
真美同様、サボり常習犯だが、頭はとても良い。
学年順位も、常に5位以内だ。
元々勉強しなくてもいいタイプなのか、影で努力するタイプなのかは分からないが、
ほわほわとした見た目からは、秀才の匂いはちっともしない。
「まぁ、サボりも程々にしなよ!……って私にだけは言われたくないか。
じゃあ、そろそろ帰るわ。
先生には適当に言っといて。」
「うん。任せてぇ。
じゃあ、気をつけてねぇ。」
互いに軽く手を振ると、真美は下駄箱から出した靴を履くと、早足で学校を後にした。
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