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歩くこと10分。
俺らは学校につくとなんだかガヤガヤしていた。
近くに行くと、
「ねぇねぇ君バスケ部入らない?」
「男なら野球でしょ」「漫画好きなら慢研部入らない?」
「やっぱりサッカーだよね!?」
部活の勧誘をしていた。
周りの他の1年生もわけがわからずオドオドしていた。
すると急に
「ねぇ椎名さんだよね?美術部のモデルになってくれない?」葵が勧誘された。
だが、葵は
「ごめんね~。私直人と同じ部活入るの」
あっさり俺には嬉しいことを言って断っていた。
よく見ると、沙羅や麻理、咲も勧誘されていたが答えはみんな葵と同じようなものだった。
「直人さん、早く教室行きましょう!!」
咲の一言で俺らは強行突破した。
・・・・・・
「ふ~ようやく教室についたな?直人」
「あ~疲れた」
「…もぉ…むり」
「疲れました」
「疲れた~」
「直人!!早く席座ろ?」
ようやく教室についた俺らうえから
圭司
沙羅
麻理
咲
俺
葵
と口々に発した。
ガラガラ
「朝のHR始めるから席座れ。」
トオルっちが入ってきた。
「「「は~い」」」
みんなが席に座ったのを見てトオルっちが
「今日は1日部活を決める。この学校は運動部も文化部も盛んだからしっかり考えて決めること。入らなくてもいいぞ。何か質問あるやつ。」
誰も答えない。
「じゃあHRは終わりだ学校中回ってじっくり考えろ。解散」
トオルっちの一言でみんな散り散りに教室から出て行く。
「俺は部活入る気ないからとりあえず回らない?」
俺が聞くとみんなは「「「「直人(さん)(くん)に合わせる」」」」 と返ってきた。
「じゃあ回ろうか」
俺らも教室から出ていった。
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