逃げる

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だがそんな隙はなかった 俺は少し画面から遠ざかり 椅子の背もたれによしかかる 一秋「あぁー、あと10秒だったのにな、悔しいな」 葵「そうだね、もうちょい弾が尽きなければよかったのに。」 人気FPSカウンターストライクオンラインのゾンビモードをやっていた。 一秋(このゲームをやりながらスカイプもなかなかいけるもんだ,スカイプを通しながら 友達の状況も分かる) ゲームの中の無線だけでは面白くないのであるからスカイプを使っているのだ。 Skype ID rokusasu4967 一秋(まぁ、一番の敗因はミルの状況報告だろうな、まさかゾンビ連れて来るとは思っても見なかった) 一秋「葵?どうする?続けるか?」 葵「うーんテストが近いしもうゲームやめて勉強するよ」 一秋(・・・あ、テストが近いんだった、俺なんて全教科20教科で赤点10教科なのにこんなことしてていいのかよ。) 一秋は内心思う 一秋「では今日はこの辺でお開きでいいのかな?ミルさん?」 葵「うん、おやすみ」 一秋「おやすみー」 パソコンを消してベッドに向かった 一秋はベッドで寝ながら考えをしていた (俺には彼女ができるのだろうか? 最近よく瞬間移動が出来る夢を見るのはなぜだろう?)
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