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いつの間にか欲張りになり
菅ちゃんの全てを所有しないと
我慢ができなくなっとった。
菅ちゃんはモノやない。
俺の満足を満たしてくれる為にいるんのとちがう。
ただ、そこにいるだけで
俺に力を与えてくれる太陽みたいな存在。
確かに裏切られたら怖い。
でも、
菅ちゃんを失うのはもっと怖い。
「宇治原ぁ!
お前、頭いいやんかぁ。
答えをもってるんちゃう?」
「はは、全然やわ。
ずっと考えておるけど、
出てきぃへん。
でも、それがえぇんかも…」
「あぁ?どうゆう意味や?」
「人を好きになるってのは頭で考えるもんやなくて、感情が訴えるもんや。
下手に理解しようとして
答えをだしたら、そこで終了な気がする」
「…終了?」
「答えがある好きはホンマの好きじゃない気がすんねん」
だから、わからなくていい。
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