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「恐怖の大王?ありえへんやろ」
夕方の教室。
俺と宇治原のふたりきり。
なぜ二人きりかと言うと、俺の補修の宿題が終わらんくて宇治原に手伝って貰っとった。
それはいつものこと。
この学校は超進学校で、俺なんかがついていける訳もなく。
頭のいい宇治原に頼りっぱなしの俺やった。
ただ、教えてくれるのはありがたいんやけど、頭のいい奴の考え方ってのは凡人にはついていけん。
と、言う訳で勉強するのもすぐ飽きちゃって、くだらない質問をいつも投げかける。
今日はこれやった。
「なぁ、恐怖の大王が降ってきたらどうする?」
最近、巷を騒がしてる話題。
そして返ってきた答えが
冒頭のあれ。
ま、宇治原ならそうゆうと
思っとったけど。
「それより、菅、
早くこの問題を…」
「え~、答えてくれんの?
俺のこと、嫌い?」
ん~っと、苦笑いで首を傾げる。
甘えるのは俺の得意技。
これをやれば、大概の奴は俺に優しくしてくれる。もちろん、宇治原も例外やなくて。
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