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神様から言われたその場所は、
海面から岩が連続して飛び出し
まるで魚の背鰭(せびれ)の様な場所で
一般には『怪物の背鰭』と呼ばれている。
海「言われた場所に着いたのは良いのですが、如何しましょうかね?」
辺りにはシーサーペントの姿は無く如何しようかと思っていると
念話貝がまた歌いだす。
神「すまん言うのを忘れておった。シーサーペントは海底300mに居るのじゃ」
海「海底ですか何とか海面に上がって来て貰えないですかね?」
海が、そう言うと
神「?まだ魔法を使っておらんのか?」
海「創造の能力は使いましたが属性が解りませんので…」
神「それなら属性は、基本属性の風と特殊属性の海じゃ」
海「基本属性は解りますが、特殊属性とは如何入った物ですか?」
神「特殊属性はその名の通り特別でその世界でも片手で数える程にしか居らん
得に空、陸、海は、それぞれ
空の神 バハムロス
大地の神 べヒロス
海の神 リヴァイロス
しか持っておらんのじゃが、
特別にその属性を授けておいた
海属性は、全ての海洋生物に好かれる事と
海の近くにいる間(真水でも良いが効力は半減)は
無限に魔力・体力が回復し
水の中で呼吸・詠唱が出来るのじゃ」
海「属性の事は解りましたが、この世界にも神様がいるのですか?」
神「居ることは居るが、わしが、
この世界の全ての管理をしている
店で言う所のオーナーであり他の三神は店長じゃな」
海「なるほど何時でも代わりが居ると…」
神「そうじゃ…まぁ滅多な事では切らんがの」
海「魔法の知識が無いので、使え無いと思うのですが…」
神「魔法、魔術、言葉は違えどようはイメージじゃ
自分のオリジナルの魔法や詠唱を考えその現象を行使するのじゃ」
海「つまりは私次第と言う事ですか」
神「といっても海で起きる事や回復ぐらいじゃがな世界を壊すような事は出来んぞ」
海「せっかくもう一度生き返ることが出来たのに命を粗末にするようなことはしませんよ」
神「良くわかって居るの後は特に言うことは無いのでわ又のう」
念話貝を懐にしまい海は静かに
海底を目指し飛び込んだ。
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