809人が本棚に入れています
本棚に追加
海底を目指し潜って行くと
其処にはシーサペントと
深い青色のドラゴンが横たわっていた。
シーサーペントは此方に気付き固まった。
まぁ人間が、海中に其れも苦しまずにいれば当たり前だが、
海「初めまして私は、幸野海と申します。
大いなる竜の眷属とお見受けしますが、何かお困りでしょうか?」
シーサーペントはその言葉に我に返り
「ハッ 貴様何者だ。」
海「先程申し上げたとおり幸野海と申す唯の人間です。」
「ふざけるな、人間が海中で喋り我々の言葉を話すはずが無い。」
シーサペントは、疑惑の目で見て来た。
「止しなさいダーナ。」
ドラゴンが、シーサペントを止める。
ダーナ「しかしシェラ様…」
シェラ「部下が、失礼を働いて申し訳ない。
しかし宜しければ、聞かせて欲しい。
何故海中で、喋れるのか
何故我々の言葉を使えるのかを。」
シェラと呼ばれたドラゴンは、淀んだ目で、此方を見て来た。
海「其れは構いませんが先ずは、
『海よ全ての命の源である
母なる海よ我らに害成す物を
退け我等を清めたまえ』
神級海魔法『海の祝福』」
その魔法はシェラの体に入り青く光
淀んだ目が、澄んだ目になり
体も光沢が出来るほどに輝いた。
シェラ「此れは!まさか海属性!」
最初のコメントを投稿しよう!