恋は凄い

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恋は凄い

また兵助は人の隣で豆腐に愛を語ってる 食堂に来た時から3人は兵助に警戒してた にも、関わらず予想通り始めた兵助に3人はやっぱり…と先ほどからげんなりしてる 俺もそろそろ3人からのsosの視線に耐えられそうにないので 「いい加減にしろ」 兵助から豆腐を取り上げた べらべらと煩かったし、仕方ないと思う だがこいつは兵助だ 「…何を…?」 予想通り いつもと同じでわけがわからなそうに首を傾げている 「豆腐に愛を囁くなよ」 周りの目を少しは気にしろ 特にあの下級生たちの哀れんで見て見ぬふりしてるのとか 「なんで?返して」 ちょっとふくれてる 「返したらすぐ食べるか?」 「ぅ……」 「ならダメ、すぐ食わないなら」 そう言えば兵助は慌てる 「た、食べるからっ!」 「本当に?」 「うんっ!」 しばらく目を見つめ、大丈夫そうだから返してやる 「ふぅ…」 安心したように息をついたのは一瞬ですぐに目を潤ませた 「……」 そして食べながら泣いてるが3人は安心したようだし 俺も安心はしたが、泣いてまでして食われると罪悪感がでる 「……」 ------------------ 風呂も上がり、明日は久しぶりに何もない休みだ だから 「兵助」 「ん?」 「明日暇?」 俺からそう聞けば兵助はしばらく俺の顔を見て
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