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女王「成程…継承権とな。確かにアントニオ公は先王の弟君故王太子についで王位継承権は2位。公のご子息であるところの、小アントニオ公が3位。先王の従妹の子息であるエリック公は4位。…アントニオ公が失脚すれば小アントニオ公の立場も微妙になろう。エリック公にはメリットがあるな」
エリック「陛下、お待ち下さい」
女王「私はアントニオ公と話しておるのだ、アノン公エリック」
エリックは口を閉じるしかなかった
女王「しかし、この訴状、持ってきたのはエリック公だが、告発そのものは、クリムゾン、となっておる。印も本物であるし、これをエリック公一人の陰謀とするには無理があるのではないか?」
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